「本当の仕事ワークショップ 認定リーダー」になった意図と今後

2018年1月21日、「本当の仕事ワークショップ 認定リーダー」になりました。

このワークショップは、「自分にとって最高の仕事は、誰かが提示した選択肢の中から選ぶのではなく、自ら創造する」という哲学の元に開発されたワークショップ。そんな自分にとって最高の仕事を「本当の仕事」と呼んでいる。「本当の仕事」を創造するために必要な考え方とステップをワークを通じて学びながら、探求していく… そんなワークショップである。(なお、良く勘違いされるので、補足だけしておくが、このワークショップでは、「自ら仕事を創造する=独立・起業する」と言う意味ではない。)

元々は、日本にコーチングを導入したコーチングの第一人者である榎本英剛氏(国際コーチ連盟認定のコーチ養成機関 CTI Japanの創設者)が、約20年間かけて磨き上げてきたワークショップである。今回、認定リーダーになったということは、「本当の仕事ワークショップを提供しても良いよ」という許可・免許・認定を頂けたということ。

榎本英剛氏

昨年の5月から8ヶ月間にも及ぶ…

  • ワークショップデザインとファシリテーションのトレーニングを榎本英剛氏から直接指導を受ける
  • 「自分に合う仕事を、自ら創造する」というプロセスを自ら探求し、自分にとっての「本当の仕事」を創る

…という二つのことに取り組み、認定に至りました。

ここでは…

何故その認定プログラムを受けようと思ったのか?

今後、どうして行きたいと思っているのか?

…について、まとめて整理しておきたい。

 

認定リーダーになった意図とは?

意図1: 日本という国を蝕む「逃避・防御・疲弊・諦め」のエネルギー

私は、18年間、米国に住んだいた。2年間、中国に駐在していた。ベトナムやマレーシアへと出張に行った。そんな経験からいつも感じることがある。毎回海外の空港に降り立つと、「希望・自由・解放」のエネルギーを感じる。まるで「明日は今日より明るい」とでも言うかのように。しかし帰国して、成田空港や羽田空港につく度に、そこに「逃避・防御・疲弊・諦め」というエネルギーを感じる。まるで「とにかく何も起きないでくれ。穏便に過ごして、耐え抜いて、この苦行から早くアガって、年金暮らしをしたい… でも、年金出るのかな…」とでも言うかのように。

満員電車に乗っていてもそうだ。周囲から自分を遮断するために、音楽を聞いたり、ゲームに夢中になったり、マスクをしたり。純粋な娯楽として、音楽やゲームを楽しんでいる人は稀だ。気晴らし。暇潰し。品川や浜松町の朝は、感情と思考を停止させて、工場の生産ラインに乗せられてビル街に吸い込まれて行く。私は、そんな空気に触れる度に体調を崩すため、日本に帰国すると数日は動けなくなる。

この国が本当にそうなのか、それが事実かどうかは別として、少なくとも…

  • 日本の幸福度は、G7の中で最下位
  • 日本の幸福度は、全世界156カ国中52位
  • 日本の幸福度は、一部の発展途上国よりも低い

…という調査結果があり、僕には、この国がそのように感じて仕方がない。

この「逃避・防御・疲弊・諦め」というエネルギーは、かつてはこの僕自身をも蝕んだ。そして、かつての同僚や後輩や友人、同じ街で活動する人々、電車で隣に座った赤の他人、カフェで隣席で愚痴を漏らすサラリーマンをも、蝕んでいるように感じ、その度に気持ちがヤキモキする。「こんな人達に、少しでも希望の光を示す、糸口はないだろうか?」という想いがあった。

出典: Business Journal 「国連発表の「幸福度ランキング」、日本は先進国で最下位…金はあり健康、不寛容で汚職が多い」

 

意図2: 7歳の頃に、メキシコのティファナで母に言った実に奇妙な発言

7歳の頃、僕は家族旅行で、メキシコのティファナという街を訪れていた。国境付近の街でり、アメリカからの観光客を目当てに、お金をせがむホームレスが寄り付いてくる道を歩いている時のこと。

私: 「お母さん、あの人達は、何をしているの?」

母: 「仕事がなくてお金がないから、お金をください。って言ってるのよ」

私:  「ふ〜ん、一人一人は、才能を持って生まれたんだから、それを使ったら生活していけるのにね。

39歳になって、人事・人材業界に14年間身を置いている私が言う言葉としては、不自然な言葉ではない。しかし、わずか7歳という物心つく前の私が発したこの発言は、実に奇妙で、不思議な感覚が僕の全身を駆け巡る。発言直後の感覚も未だ鮮明に思い出すことができる。発言直後に、「ん?なんだ今の言葉は?なんだこの違和感は?なんで今僕はこんな発言したんだ?一人一人が才能を持って生まれたってなんだ?」と、まるで時空を超えた誰かに言わされたような感覚だったことを覚えている。

実は、この記憶は、39歳までの32年間忘れていた。昨年の夏、パートナーと晩飯を食べている時、何の脈略もなく突然、この記憶が蘇った。何とも不思議な体験だった。あまりにも不思議で、奇妙で、でもしっくりくる。どこか懐かしく、身体に浸透してくる感覚だった。だからこそ、これが私に与えられた使命のヒントなのかもしれない…と、その時、武者震いと共に確信めいたものが、ピコーンって立ち上がった。

それ以降、「人が生まれ持った使命や才能を、自分自身と社会に還元できるように支援すること」が僕に与えられた一つの使命だと信じることにした

 

意図3: 僕をずっと翻弄し続ける「集団と個人」というテーマ

僕は、子供の頃から、どこか周囲に馴染めずにいた。それは社会人になってからは、より顕著に感じるようになった。ずっと「集団のために、個人が犠牲になるのは何かおかしい」「誰が決めたかもわからない組織のルールのために、個人が翻弄されるのはおかしい」と、違和感を感じて生きてきた。無論、個人のために集団や組織が犠牲になるのも、何か違うと思っている。どうやったら「集団と個人」が共に幸せになれるのか?これが私の人生を翻弄してきたテーマであり、私がここ14年間、仕事として取り組んできたテーマである。

集団と個人…  そんな両輪の片側、「どのようにしたら、個人がイキイキと仕事ができるのか?」のテーマを言及するのが、この本当の仕事ワークショップだ。(ちなみに両輪のもう片側「集団」は、システムコーチングと言う手法で現在試行錯誤中である。)

 

誰に届けて行きたいのか?

本当の仕事ワークショップの認定リーダーになった今、「このワークショップを誰に届けたいのか?」そのあたりについては、僕なりに意図があるので、それを誰に届けるかは拘って行きたい。

1. 世話になった過去の同僚や後輩達

まずは、今尚葛藤の中で戦っているかつて世話になった同僚や後輩達に提供したい。

 

2. 美大生や美大生出身者

僕は、美大生や美大出身の方は、「変態」だと思っている。これは、僕にとっては褒め言葉だ。独特の視点や考え方を持っている。そんな突き抜けた視点や考え方は、現在の視点から見ると、ありえないことであるかもしれない。しかし、未来の視点から見ると実に理に適った考えだったりして、僕は未来を切り拓くgiftだと思っている。こう言う美大生や美大出身の人の独特の価値観、感性から表現されるアウトプットが、人を幸せにするタネになるのではないか?と思う。

しかしながら、その観点が実に個性的が故に、今の一般マーケットには理解され難い。だから表に出難い。だからと言ってその才能を埋もれさせて言い訳じゃない。その個性に蓋をせずに、最大限に活かした創作活動と小さくても未来に繋がる市場開拓に寄与することができるとしたら、それが未来を創出すると思う。

そんな美大生や美大出身者達が、本来持っているgiftを最大限に開花する支援がしたいと思う。

 

3. 武蔵新城の街の変な人達

僕は、武蔵新城という街に住んでいる。ここには、「何か面白いことがしたい」と集まって、まちづくりを始めている変な大人達がいる。更にどんどん変な人が集まって来ている。そんな変な大人達が、その変態ぶりに最大限アクセスして、そこからこの武蔵新城という街を舞台にして、自分を120%表現して見る。そんな人達が集う街になったら、それは素敵な街だと思う。そのためにこのワークショップを届けたいと思う。

 

4. 中小企業の2代目以降の社長

日本では、そのおおよそ97%(?)が、中小企業である。しかもその多くは、同族経営だったりする。そういう企業で働く社長さんは、その家系に生まれたが故に、望んでいるかいないかは別として、その運命に従い、社長という役割を担がされることになる。良くも悪くもそんな運命を背負った人。であれば、その運命と役割を逆手にとって、「自ら仕事を創造する」ことができたら、「下町ロケット」の佃井製作所や「陸王」のこはぜ屋みたいな面白い企業が生まれるのではないか?そんな日本になったら、素敵だなと思う。

 

5. 障害者、薬物依存症のリハビリ中の患者、定時制高校の生徒、外国人

この社会において、ある種「特別枠」が作られたり、「特別扱い」される人々。雇用の機会を提供するにしても、日本の企業は「構えてしまう」。「構えられて」しまうが故に、働き先の選択の自由がとても限られている。じゃあ、「選択の自由が限定されたままでいいのか?」と問うと、綺麗事かもしれないけど、僕には「Yes」とは答えられない。理想論かもしれないけど、現実問題として課題は山積みだけど。このような「働き先の選択の自由が限られてしまっている人」にこそ、「自ら仕事を創造する機会」を提供できないだろうか?と思う。

 

6. 海外

とにかく海外で働くことが好き。だから海外で働く機会を創りたい。それをきっかけに、もっと海外で働く機会を創出したい。理由は、ただそれだけ。

 

機会があれば、いずれ…

この8ヶ月間の経験を通じて、どのように僕の「本当の仕事」にたどり着いたのか?

どんな効果があるのか?

…を、こちらのコラムで書いて行きたいと思います。